子供のためにパソコンやスマホで使えるVOD(動画配信サービス)への入会を考えている皆さん。VODにも色々な種類があって、子供におすすめできるものと、そうでないものがあることをご存知でしょうか?
キッズ向けの動画が多く、かつアダルトコンテンツの無いサービスを選ぶことが大切です。
「でも、VODは大人向けのイメージ。キッズ向けのコンテンツが多いサービスってあるの?」
「あまり高いお金は払えないんだけど……安くて手軽なサービスってないの?」
そんな皆様に向け、当記事では子供におすすめのVODをご紹介いたします。併せて料金や配信コンテンツの内容もご紹介いたしますので、チェックしてみてくださいね。
このページでわかる事
子供におすすめ!キッズ向けのコンテンツの多い優良VODランキング
ではさっそく、子供におすすめのVODをご紹介いたしましょう。ランキング形式でご紹介するなら、
1位 Amazonプライムビデオ
2位 Hulu
3位 U-NEXT
こうなります。これらのVODは料金が安く、アダルトコンテンツはゼロ。さらにアニメからドラマ、映画まで様々なコンテンツが配信されています。
子供用のVODを選ぶ際に重要なことは、アダルトコンテンツの有無を気にするのはもちろん、子供の成長に応じた「嗜好の変化」を想定することです。
わかりやすく言うなら、小学生くらいの子供はアンパンマンを楽しく見るかもしれませんが、中高生になると、もうちょっと大人向けのコンテンツを「楽しい」と感じるようになるから、そのことを考慮して選ぶべきということですね。
もしそのVODに子供から大人まで楽しめる動画が揃っていれば、子供の成長に応じていちいちVODを変える必要もありません。サービス1本で事足ります。
そういうわけで、上記3つのVODは、キッズ向けのアニメ動画だけではなく、ライトノベル系アニメ、さらにはドラマ・映画の配信されているサービスとなっております。
それでは第1位、Amazonプライムビデオの料金やコンテンツ内容を見ていきましょう。
第1位 Amazonプライムビデオ
Amazonプライムビデオは、現状VODの王様ともいうべき良質なサービスです。
料金が安い割にコンテンツが豊富、しかもAmazonでの買物もお得になるという、親にも子供にもメリットの大きいサービスです。
まずは基本情報をチェックしてみましょう。
Amazonプライムビデオ | |
料金 | 年額4,900円 or 月額500円 |
コンテンツ内容 | ドラえもん、クレヨンしんちゃん、しまじろう、仮面ライダー他 |
特徴 | 料金が安く、買物もお得になる |
子供に人気のアニメ・特撮動画が豊富であり、そのほかにも映画やドラマ、ラノベ系アニメなどが多数配信されているのがAmazonプライムビデオの特徴です。
このサービスの特徴やコンテンツ内容、メリット・デメリットについて詳しくご紹介いたします。
Amazonプライムビデオの特徴やメリット――Amazonでの買物がお得に?
Amazonプライムビデオは、月額500円から利用できるVODです。
正確には、Amazonの「プライム会員(有料会員)」になると利用できる「おまけ」がAmazonプライムビデオなのですが、単なるおまけには留まらないほどコンテンツが充実しているのが同サービスの大きな特徴だといえます。
月額500円という料金は、VODの中ではトップクラスに安いです。後述のHuluの料金は月額933円、U-NEXTは月額1,990円ですから、Amazonプライムビデオのほうが安価です。
さらに言えば、月額500円で利用できるサービスは、VOD業界の中でもかなり珍しい部類だといえます。業界トップクラスに安いというのもAmazonプライムビデオの特徴です。
そしてもう一つ、Amazonのプライム会員になると、Amazonプライムビデオを追加料金なしで利用できるほか、Amazonで買物をしたときに「送料がかからない」という特典もつきます。
つまり、現在Amazonで月に2、3回買物をしている人なら、Amazonプライムビデオを実質無料で使うことができるということです。
1回の送料を300円程度と仮定すると、2回買い物をするだけで元が取れてしまいます。これだけお得なサービスは他には存在しません。
Amazonプライムビデオのコンテンツ内容について
Amazonプライムビデオは、子供から大人まで楽しめるVODです。複数の端末で同時に利用することもできますし、Fire Stickという専用の機器を用いれば、テレビで動画を視聴することも可能となります。
子供にスマホやパソコンで自由に動画を視聴させることもできれば、テレビの大画面で、家族みんなで動画を見ることもできるのです。
それでは、Amazonプライムビデオではどのような動画が配信されているのかというと……
キッズ向けアニメ・特撮
ラノベ・マンガ系アニメ
海外映画
日本映画
このように様々なコンテンツが配信されています。キッズ向けのアニメや特撮も豊富ですが、中高生向けのラノベ・マンガ系のアニメから、ヒーローものの海外映画、不朽の名作と、子供も大人も楽しめるのがAmazonプライムビデオです。
子供のためのVODを契約するとしても、たとえば、「あの映画久々に見たいなあ」「気になる新作映画がある」と大人(親)が思うケースもあるでしょう。
そういう場合にもAmazonプライムビデオは役立ちます。このサービスに入会しておけば、家族全員が自分の見たい動画を見られるようになるのです。
そのうえAmazonでの買物がお得になるわけですから、これ以上良いVODはないと言っても良いレベルです。
Amazonプライムビデオのデメリットは?
メリットばかりに思えるAmazonプライムビデオですが、ではデメリットはないのかというと、1つだけあります。
それは、パソコンやスマートフォンなどで動画を視聴する場合、Amazonアカウントへのログインが必要になるということです。
したがって、子供にAmazonプライムビデオを使用させるとき、子供が各端末からそのAmazonアカウントにログインしなければならないのです。
Amazonでは、未成年者の「アカウント作成」は禁止されています。しかし、大人が作成したアカウントを、大人の見守りのもとで子供が使用することは禁止されていません。したがって、子供がAmazonアカウントを使用すること自体は問題ないのです。
ですが、子供にAmazonアカウントを使用させたとき、たとえば勝手に買い物をしてしまったり、有料コンテンツの購入ボタンを間違えて押してしまったりということも起こり得ます。
先術の通りAmazonプライムビデオはプライム会員の特典、おまけであって、サービス内容が動画配信にとどまらないため、こういった問題が起こってしまうのです。
したがって、Amazonプライムビデオを子供に利用させる場合には、絶対に買い物はしないこと、無料で見られるコンテンツのみを視聴することを言い聞かせる必要があります。
その際には、具体的にどこをどうすると料金が発生してしまうのか、子供にしっかりと教える必要があるでしょう。
「こう書かれている動画はレンタル品といって、見るのに料金がかかるからダメだよ」
「このボタンを押すと買物をしたことになっちゃうから、押しちゃダメだよ」
などと、実際にパソコンやスマホの画面を見せながら説明したほうが良いと思います。もし勝手に買物などをしたら、その時点で解約するなど、罰を設定しておくことも必要かもしれません。
そうした説明ができない、言っても聞くかどうかわからないという場合は、Fire Stickを購入し、家のテレビでAmazonプライムビデオを視聴する方法を採ったほうがよいでしょう。
こちらは純然たるVODであり、買物の画面には接続ができませんので、子供でも問題なく使用できるはずです。
第2位 Hulu
Huluもまた子供向けのコンテンツを多く配信しているVODです。料金、コンテンツ内容において、Amazonプライムビデオに劣る部分もありますが、オリジナルコンテンツが豊富であるという点で優れています。
まずは基本情報をチェックしてみましょう。
Hulu | |
料金 | 月額933円 |
コンテンツ内容 | アンパンマン、きかんしゃトーマス、アイカツ、アンパンマン他 |
特徴 | オリジナルコンテンツ(ドラマやアニメ)が豊富 |
子供用のVODとして見たときに、HuluがAmazonプライムビデオより優れているのは、オリジナルコンテンツ(ドラマなど)があるということと、動画がダウンロード可能であるということです。
プライムビデオにもオリジナルコンテンツはあるのですが、その数はそれほど多くはありませんし、動画のダウンロードはできません。
ここではHuluの特徴などを見ていきましょう。
Huluの特徴やメリット――動画のダウンロードも可能?
Huluの特徴のひとつに、動画をダウンロードできるというのがあります。動画をあらかじめダウンロードしておけば、オフライン再生をすることができ、通信量は加算されません。
たとえばスマートフォンで動画を見る場合、常にデータ容量を気にしなければなりませんよね。普通のスマートフォンは20~30GBが上限となっていますから、それを超えないように注意しなければなりません。
しかし、VODで配信されている高画質動画を見る際には、かなりの量の通信を行うことになります。
最高画質の動画を毎日1時間、2時間と視聴すると、月内にデータ容量を使い切ってしまい、速度制限がかかる可能性が高いです。そうなると子供と連絡を取り合うことができなくなったりしますから大変です。
しかしHuluなら、事前に動画をダウンロードしてオフラインで再生することができますから、安心して使えます。
たとえばファストフード店の無料wi-fiを使って動画をダウンロードし、それを家に持ち帰ってから見るという使い方をすれば、データ容量は一切消費されません。
子供がスマートフォンでHuluを使用するのであれば、Wi-Fiを使って動画をダウンロードするよう事前に言いつけておいたほうがよいでしょう。
ちなみに、動画ダウンロードが可能なVODはそれほど多くはありません。たとえば前述のAmazonプライムビデオは、基本的に動画のダウンロードはできません。
その他のVODにおいても、ダウンロードのできないことが多いです。ここは間違いなくHuluのメリットだと言えるでしょう。
Huluのコンテンツ内容は?
それではHuluではいったいどのような動画が配信されているのでしょうか?
以下にまとめてみました。
キッズ向けアニメ・特撮
ラノベ・マンガ系アニメ
海外映画
日本映画
オリジナルコンテンツ
全体の印象としては、少年誌原作のアニメ動画が多いですね。女の子が好むプリキュアやアイカツなどの配信があるのも特徴ですが、キッズ向けコンテンツの豊富さでいえば、やはりAmazonプライムビデオに軍配が上がります。
後述のU-NEXTもそうですが、そもそもこのサービスは成人の男女を主なターゲットとするものですから、どうしてもキッズ向けのコンテンツは少なくなってしまうのです。
Huluのデメリットは?
Huluのデメリットはまずひとつ、小学生くらいの子供が好むコンテンツが少ないということでしょう。
確かにプリキュアやアンパンマンなど、子供が好むコンテンツもありますが、その数(種類)は少なく、どちらかといえば中高生以上の子供が好むようなコンテンツが多いのです。
そのため、小さな子供のためのVODとしては、Amazonプライムビデオほど便利ではないと言えるでしょう。
さらに言えば、料金がやや高いこと、これもHuluのデメリットだといえます。
先に述べた通り、Amazonプライムビデオは月額500円で利用できるサービスですから、それと比べると少々割高感があります。もっとも、933円という料金はVOD業界全体で見れば安いほうです。
後述するU-NEXTの料金は1,990円ですから、その半額以下ということになりますね。
以上のことから、Huluは中学生、高校生の方にぴったりのコンテンツだと言えます。少々大人向けの難しい映画やドラマを楽しめる年齢であれば、Huluを楽しく使うことができるでしょう。
特にこのサービスには多数のオリジナルコンテンツがあり、日本の漫画を原作とするドラマがあったりもします。
ドラマや映画が好きな中高生なら楽しめるサービスでしょう。
第3位 U-NEXT
最後にU-NEXTをご紹介いたします。去年10月に開幕した麻雀プロリーグ「Mリーグ」に参入したことで、今までにまして知名度が上がった同サービスですが、果たして料金や配信コンテンツはどうなっているのでしょうか?
まずは基本情報をチェックしてみましょう。
U-NEXT | |
料金 | 月額1,990円 |
コンテンツ内容 | 妖怪ウォッチ、アンパンマン、ゲゲゲの鬼太郎、名探偵コナン、プリキュア、ぜーんぶシナモン、おそとであそぼ、仮面ライダー、戦隊シリーズ |
特徴 | 料金は少々高いが、コンテンツの充実度が高く、NHK教育番組の動画も見られる |
U-NEXTは料金が高い代わりに、コンテンツの種類、数が非常に豊富であるという特徴を有しています。小さなお子様から、中高生、大学生まで楽しめる動画が満載です。
このサービスの特徴やコンテンツ内容、デメリットなどについて見ていきます。
U-NEXTの特徴やメリット――全年齢が楽しめる?
U-NEXT最大の特徴は、公式サイトにも書かれているとおり「ないエンタメがない」ということです。
同サービスにはキッズ向けの動画から、大人向けの重厚な海外映画まで、様々な動画が配信されています。
そのため、小学生の時分から大学生に上がるまで、あるいは社会人になってもと、非常に長い期間「これ1本で楽しめる」というのがU-NEXTの特徴であり、メリットであると言えるでしょう。
さらに、このサービスにはNHKのキャラクターである「ワンワン」が登場する教育番組を視聴することもできます。
現状、NHKで放送されている、放送されていた教育番組を視聴できるのは、NHKオンデマンドとU-NEXTだけです。こういった面を見ても、U-NEXTが子供から大人まで、全年齢が楽しめるサービスであることがわかります。
Huluのようなオリジナルコンテンツの配信はありませんが、動画の種類の多さ、カバーしている年代の広さというところでは、Amazonプライムビデオにも、Huluにも勝っていると言えるサービスです。
U-NEXTのコンテンツ内容は?
それではU-NEXTのコンテンツ内容を詳しくご紹介いたします。非常に多くの動画が配信されていますので、子供から大人まで家族全員が楽しめます。
ここにはとても書ききれませんので、少しでも気になりましたらぜひ公式サイトをチェックしてみてくださいね。
キッズ向けアニメ・特撮
ラノベ・マンガ系アニメ
海外映画
日本映画
このように非常に多くのコンテンツが配信されています。
キッズ向けのアニメ・特撮も申し分ないですし、中高生におすすめのラノベ系アニメから、大人も楽しめる話題・人気の映画まで、様々な動画が視聴可能です。家族みんなが楽しめるサービスですね。
ちなみに、U-NEXTにはアダルト版も存在するのですが、視聴制限をかけることもできます。子供用のVODとして契約する場合には、視聴制限を必ずかけるようにしてください。
U-NEXTのデメリットは?
U-NEXTのデメリットは、料金が少々高額であるということでしょう。コンテンツの豊富さは文句のつけようがありませんし、最新・人気コンテンツも多く、サービス内容に関しては間違いなく「優良」と言えるでしょう。
しかしそれだけに、料金が月1,990円とやや高額に設定されており、それが同サービスのデメリットだといえます。
この料金設定はVOD業界の中では最も高額な部類です。料金の安さを重視するのなら、U-NEXT以外のVODを選択したほうがよいでしょう。
それと、U-NEXTにはオリジナルコンテンツがありません。Huluにはオリジナルのドラマやアニメがありますし、Amazonプライムビデオにも「デキュメンタル」などのオリジナルコンテンツがあります。
U-NEXTはあくまで既存の動画コンテンツを配信するサービスであり、オリジナルコンテンツの配信は行っておりません。
この部分も一応、U-NEXTのデメリットと言えるかもしれませんね。
まとめ!やっぱりAmazonプライムビデオがいちばんお得&便利!
以上、子供におすすめのVODをご紹介いたしました。
各サービスの料金や内容をご覧いただければ、Amazonプライムビデオがいちばんお得で便利であることがお分かりいただけるでしょう。
同サービスは月額500円で利用することができ、さらにAmazonでの買物がお得になる(送料無料になる)などの特典があります。
動画数もかなり多く、人気作品も多数配信されていますから、子供のために入会するのならAmazonプライムビデオがおすすめです。
ただし、同サービスを利用するにはAmazonアカウントへのログインが必要です。子供が親のアカウントを使うこと自体は規約違反ではないのですが、子供が勝手に買物をしたりすることのないよう、事前にきちんと言っておく必要があるでしょう。
できることなら、実際にAmazonアカウントの画面を見せながら、このボタンは押さない、この作品は見ないとていねいに教えてあげたいところです。
もしそういった説明が難しい、子供が言うことを聞いてくれるかわからないという場合には、Fire Stickを使いましょう。
Fire Stickをテレビに接続すれば、テレビ画面でAmazonプライムビデオを視聴可能となります。買物ページは表示されないため、子供にも安心して使わせられるでしょう。
Fire StickはAmazonで販売されており、HDMI端子のあるテレビと、Wi-Fi環境さえあればすぐにでも使うことができます。
皆さんもぜひご家庭で、子供たちと一緒にVODを楽しんでみてくださいね。
この記事で紹介したサービスでは大人にぴったりの重厚な作品も多く配信されていますから、必ずや家族全員で楽しめるはずです。